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■2012/9/15〜17

『大石川・東俣沢釣行』

メンバー/鈴木一夫(L)・松井・加藤・新発田(記)

1日目、(晴れ一時にわか雨)

川入の国民宿舎前より、西ノ股沢を歩き出し入渓。

西俣ノ峰1023mを左手に見て、その稜線下にあるピーク883mの右コル(下の境)を登る。

上部は薮や小枝で越えるに苦労する。コルに立つと東股沢は見通せず沢音も聴こえず静かだ。

ほぼ反対側を下降すると水が流れ始め小沢になる。しばらくして右寄りにカーブしてから急な感じで東俣沢が現われた。崖と小滝状の岩の上に立つ。

水が少し濁っていたがすぐに澄んでくる。上部に雪渓があるのと推測される。

釣りに降りた二人はそのまま上流に進めない。いま降りた小沢の上に戻ってもらって、昼食後、5m二つの滝を一緒に右岸を巻いた

「下の河原」に降りたところで水を浴びる(12:30分)

しばらく穏やかな河原で右岸の森の中にはテン場もありそうだ。

30分も歩くと前方が開け、始めて雪渓に出合う。近くまで行って様子を観てみる。

巨大な雪渓だった。左右両側と斜め横からも集る雪崩が造り上げたのだろう。もしかして?こんど降る雪まで融けずに頑張りそうな気配だ。

古い(1982年)沢登りのルート図にもこの雪渓は記載されてる。

右壁側から表れるはずの三角ハゲ沢はこの後ろかも知れない。とにかく先がみえない。少し戻って大高巻きにかかる

(14:15分)右岸を50m以上を這い上がり、枝等につかまりトラバース。雪渓は通過したかのように思えるのだが、分からない。樹々が増えてきた状況からナダレも少ない筈だ・・・?

急に松井が蜂?に刺されたのか鳴き声を上げた・・・。そうこうして、鈴木は一人降りてみる事にする。1ピッチ降りると雪渓がないと解った。そこから2ピッチ目はロープに細引きを付け足し下降に成功(15:17分)。

順調すぎた午前だったが、午後はスムーズに行かなくなってきた。

流木が掛かる滝を越えても、次々に滝が出てくる。

20mの滝、空身で一人登り上から持ち上げてもらう。この後も滝や廊下状になっているようだが、良く見通しがきかない。

そのまま川底に降りるのは不安で、もっと先まで左岸を巻き続ける(ナメ滝、大釜の滝とかその裏を通過する滝は省略された)。薮から出ると実に運良く「奥の広河原」の始まり地点に出ることができた。

ザックを降ろしテン場を作るにはすでに薄暗くヘッ電が必要になっていた。

それでもイワナを焼き、焚き火も出来た。

▉往路タイム[入渓06:00分、?800m稜線09:40分、?東俣沢出合11:15分、?下の河原12:30分、?雪渓高巻き14:16分、?川底下降15:17分、

     20mの斜滝16:44分、?ゴルジュ帯高巻き?テン場18;30分着]

2日目(快晴)(1)

 テン場をそのままで、今日一日昼飯を持って釣り上がる予定だ。

数分歩くと長者原沢を右手に見送る。

全員竿を出しながら進む。真夏並の天候と渇水のせいか反応はいまいちと感じる。

「奥の広河原」中間地点より上流を見上げる。千代吉沢は右手のもっと奥だと思う?。

 

奥の広河原が終わる辺りで滝が行くてを阻む。明るいきれいな滝だと思った。その写真を2〜3枚撮っている私はあやまってデジカメを水没させてしまう。

下の画像のすぐ後だ!(*水没デジカメ蘇生体験。興味ある方は補足欄へ)

右も左も登れそうだ。我々は左の岩を登って、帰りは右側を降りた。

(それより私は水没カメラで頭がいっぱい)人の話しもウワノソラだった。

この上流ですぐ雪渓が現われる。記憶がいたって曖昧・・・そうだ、松井が今度はブヨに刺され手が腫れていたのを思い出した。

そして炎天下、昼飯を食べ終えるとテン場へ引き返す。

途中、長者原沢に寄る。ルアーと餌釣りはには大変楽しませてもらう。出合で数日前の野営の跡を見た。

テン場に着いたらまだ15時を回わったばかり、昨日の分も楽しむことにする。

子供心健在

明るい内に宴会が始まる。オカズはイワナ尽くしだ。

幾分、私は酒のスピードが早そうだ。今朝、テン場前に泳いでいたイワナは何処へやら・・・。

乾燥海苔の乾燥剤はなんでこんなに大きいのだろうと、いつになく気になるのはなぜだろう。酔いが進む。

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*補足『水没カメラ』

 今回は使いにくい簡易防水ケースを使わず裸で撮影。

途中、滝を撮って。ためしにシャッター優先にしようとしてたらカメラを手元でオテダマし、ぼっちょり落してしまう。

水の中だったので良かったか・・・とにかく、びしょ濡れのカメラを強く振る。遠心力で水を切る。その際、電池フタが開いて、電池が飛んでしまう。

まだ一年もしてない新品です。

まわりのメンバーに生返事をしながら焼け石の上でカメラを干す。

レンズが飛び出たままで、持っていた予備の電池を入れ(点くか)試そうとしていると。

同行した加藤が、デジタルカメラを濡らしたら、自然乾燥一週間置くと復活の可能性ありと釣りの本『新 新潟の渓流と釣り』(新潟日報社)で読んだと教えてくれる。テン場に戻り、海苔に付いてたシリカゲルをビニ袋に入れカメラを自宅に持ち帰る。シリカゲルを家でチンして翌日までまた乾燥。2日目でちと早いが電池を入れて見る。息を止め様子を見ると、みごと復活した。

今のところフラッシュが元に収まらない、と、日付け設定が飛んでいた。メモリの記録は無事である。

あくまでいまのところ・・・です。

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3日目(快晴)

 朝、朝食とテン場の撤収を済ませ、そのまま帰路。

やや下流に向かいナビをたよりにまずはルンゼをつめ上がる。往路とほぼ同じように稜線越えで行くことになる。

イタドリやヨモギを掻き分け進むと小沢になっていて、数人が泊まった後があった。振り向けば東俣沢の流れも観えた。

小滝や崖から始まり、水が消える頃からは急斜面で何かにつかまりっぱなし、体力が消耗する。途中、薄汚れたロープや空き缶が落ちていて少々人臭さを感じられた。

我慢の2時間、840mの稜線に出た。わずかな踏み道が見られる。

このまま反対側に下り降りると、途中で(来た道)西ノ俣沢〜川入になる。だが涸れ沢と悪沢を降りるには私個人限界を感じた。

終盤でヤブコギ中のトラブルは避けたい。それで西俣ノ峰に登り返し登山道を降りることにしてもらう。ただし峰まで登り150mが不明瞭でキッツかった。

西俣ノ峰1023mに抜け出ると道はしっかりし明瞭だったが、雨が降ってないせいと松の葉が積って滑りやすく、おまけにフェルト靴だったので腰が引けてしまった。

足のふんばりが利かなくなった私は、相当遅れて車止めにたどり着いたのでした。

▉[帰路タイム・テン場8:30分、?稜線840m地点10:30分、?西俣ノ峰11:07分、?車止め13:30分]

 


 






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