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■2011/7/16〜18

黒部川支流弥太蔵沢釣行

鈴木(一)、金田、石島、田中、松村(記)


例年、7月の3連休は良い釣りをしている気がする。
しかし、今年は震災や昨年の大雪による長引く雪代の影響でさっぱり良い釣りをできないでいるのだが今回はどうなることやら

黒部系の川は私は初めて行くのだが、わりと厳しいらしい。
大丈夫かな?と思いつつ準備を進めていた。


※実際にアプローチはかなり危険であり、安易に足を踏み入れることはできない。入渓にはザイル、ハーネス等完全装備が必須。→実際に8・18キャニオリングで遭難事故が発生した

1日目

夜、11時に我が家に迎えにきてもらい阿佐ヶ谷で石島さんを拾って黒部ICを目指す。
約400キロの道のりは遠い。。。と思ったら、寝ている間にサクっと付いてしまった。運転の田中さんありがと。

金田君と待ち合わせの駐車場で入山祝い。酒がうまい。
気がついたら、朝起こされる。金田君もいつの間にか来ている。兵庫から一人で運転ご苦労さんである。

車止めに移動し、着替えて出発である。朝7時だった。


ワクワクする。
入渓するといきなりの凄まじいゴルジュ。これは突破できない。



鈴木リーダーの判断で大高巻。これが辛い。
枝や草、根っこをつかまりつかまり登っていく。最後はほぼ垂直に見える壁。落たらタダではすまない。
危険なので、金田くんがトップで登り、ザイルで引き上げてもらう。
自分一人では絶対に上がれない。みんなに感謝。
引き続き、田中さんを引っ張り上げる。重労働だった。。。

ここからは道がついていて、しばらく進む。やがて道はなくなり藪漕ぎとなる。
早くも時間はお昼になっていた。

ようやく川に降り、オニギリを食べながら大休止。
先週の恋の俣から連荘なので疲れるのが早い気がする。

少し歩くと、足の裏が痛い。靴を脱いで確認すると、ソックスの底に穴が空いていて、そのせいで足の裏が水膨れになっている。
ガーゼを当てテーピングしなんとか復活。
綺麗なアゲハ蝶がお出迎えしてくれた。

ここからは釣りながら進むことにするが、毛鉤に飛び出る魚は小さい。

やがて堰堤後に到着。こんな山奥に堰堤があること自体少々驚き。
よく作ったものだと感心する。

14時ごろ二つ目の2又。本当はもっと先まで行ってからテンバにする予定だったが、みんなの意見がまとまり(もう疲れた)ここをテンバとすることに決定。
整地し、タープを張り蒔きを集める。

15時から本流と支流の二手に分かれて釣行開始。
金田・石島の本流チームVS鈴木・田中・私の支流チーム
17時テンバ集合ということにして、別れた。

結果は初日はルアーが良かった。あまり大きな魚は出なかったが、ほどほどのサイズが適度に釣れ、楽しませてくれた。山奥の綺麗な空気とのんびりした釣りを満喫。都会の喧騒から離れた素晴らしい環境でなんとも贅沢なものだ。

やがて雪渓登場。
このあたりまでで、初日の釣りは終了とする。

テンバでは金田式焚き火(キャンプファイヤ)=灼熱地獄が展開され、みんな焚き火から徐々に遠のいていく。贅沢な料理と梅酒に気持ちよく酔っぱらい、眠りにつく。

2日目

起きると既に鈴木さんが食事を作ってくれていた。相変わらずウマイ。
弁当を各自タッパーに詰め準備開始。


8時テンバを出発する。

しばらく行くと大きな雪渓。はっきり言ってくぐりたくない。恐怖である。
しかし、巻くことも出来ないので、ひとりづつそうっと潜る。
緊張していたので写真を撮っていない。情けないことだった。
深い場所は泳ぎ。雪解け水なので冷たい。
やがて2つ目の大きな雪渓。ここもくぐってしばらく進むが、深いゴルジュとなる。
戻って大高巻することにした。
1時間ほど巻き、懸垂下降で川に降り立つ。
ここからは優しい渓相となり、緊張もほぐれ気持ちよく歩く。
ただし、帰りの雪渓が気になるが・・・

金田君が水中メガネを持ってきていた。淵で潜りながらイワナ観察している。
みんなで水中メガネを借りて交代で見学。
さすがに人が入っていないようで、魚が逃げない。まるで水族館のようで楽しい。

お昼に目的の二又に到着 。



二手に分かれて釣りあがる。今日は毛鉤の方が良いようだ。水量が少なく、ルアーでは苦戦するものの、楽しませてくれた。
一日のんびり楽しめ、テンバに戻る。

今日も金田式灼熱焚き火が盛り上がっている。
鈴木シェフの豪華料理に舌鼓をうち、昨日と同じ状態に変身完了。

3日目

さて、あとは帰るだけ。
8時出発、荷が軽い。
登ってきた急登は懸垂下降でクリア。
車止めには昼ごろ到着。

温泉に入り、鱒寿司を買い、東京へひた走る。

さすが黒部という感じの山深い渓でした。
ああ楽しかった。




 

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