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■2010/03/16

秋山郷解禁釣行

下田顧問ファミリー、豊田さん、奥富さん、石島さん、金田(記)

ついに今年も3月がやって参りました。
3月と言えば、一に渓流解禁、二に確定申告、三に卒業式となります。
これは地域によって多少異なる事もあるでしょうが、われわれ全日本暇人協会にとって一は決してかわりません。
そして3月16日は全日本暇人協会のホームグラウンドである秋山郷の解禁日であると同時に、毎年恒例の「山房もっきりや」での宴会が全自動的に全日本暇人協会で決定される日となるのです。
もちろん2010年も例外なく下田顧問より招集のメールが回り、純暇人から寒さに強い順にメンバーが集り、「ちょっくらイワナの顔でも見てやろうじゃないの」と誰かが言い、「ちょっくらイワナの刺身で日本酒でも飲んでやろうじゃないの」とまた誰かが言いながら、関越道をひた走るのです。

 

時間は朝の4時。
今ではすっかり全日本暇人協会の待ち合わせ場所と化してしまっているコンビニエンスストアーに集合し、今回の釣り場となる沢へ向かうのですが、雪景色に雨という天気で下田顧問以外のメンバーは少々不安になってしまっています。
そして車止めには既に二組の車が停車していました。
「こりゃ有名河川となるのも時間の問題だな」とどこからか聞こえ、我々は二手に分かれて入渓するのです。
途中にはイワナの溜り場になっているプールがあり、そこで待ち合わせする事を決めながらハフハフと防寒着を着込み、ガタガタとカンジキを履きながら半年ぶりの竿を用意し、ザクザクと雪をかき分け沢を目指すのです。

ウワサによるとイワナは低気圧を感じて下に潜ってしまうそうです。
今回も見事に低気圧の恩恵を受けてしまった空模様の下、上流から釣り下る我々三名は、「餌」、「毛針」、「ルアー」と最強フォーメーションであっちやこっちで期待のイワナを呼んではみるものの、解禁日だからというこっちの勝手な都合と期待にイワナが答えてくれるはずはありません。
さらに決定的だったのが、大事なニンフの毛針が流木に引っかかってしまい、それを救出するために冷たい水に立ち居りシューズの中まで濡らしてしまったのが私の納竿となってしまいました。
何年か前の冬山での凍傷がぶり返ってしまい、痛みをこらえて集合場所のプールに向かったのです。
集合場所のプールではさすがの下田顧問が何匹かのイワナを雪上に並べていましたが、一緒にいた別のメンバーには我々と同じくイワナの姿を見る事はなかったようです。
それでも下田顧問の勇姿を見た石島が流れに立ち込み、ルアーをぽーんぽーんと投げ始めました。
何投目かのキャスティングでイワナが追いかけ始めます。


それを見た石島も力が入ります。
その石島を見る暇人も力が入ります。
そしてついにやる気のあるイワナがルアーをくわえ竿をしならせたのです。
そこから二連投。続けざまにイワナを上げる石島の勇姿。
上がる歓声に混じり下田顧問から「この時期によくルアーで釣ったな!」とうれしい合の手が入ります。

それから少しの時間が過ぎ、私の震えが止まらなくなったのを見た下田顧問から撤収指示が入ります。
イワナの顔を見る事ができなかったメンバーがほとんどでしたが、釣った5匹のイワナは刺身にするには十分な量でした。
あとは恒例のもっきりや宴会が待っています。
宴会道具を運ぶために用意した70Lザック二つに酒やつまみをたっぷり入れ込み、チロリアンブリッジのカゴで増水の中津川を渡り、暖かい薪ストーブで体を暖めながら宴会へと突入です。ひたすら突入するのです。

 

日本酒がいっぽ?ん
日本酒がにっほ?ん

 

順調に呑み上げ、下田顧問ともっきりや主人の長谷川さんの話に笑い転げ、順番にふらふらと倒れていきます。

 

今は何時でしょうか?
もっきりや全体に都はるみが鳴り響いています。

ふらつく頭で宴会場へ降りてみると、見事な大の字で長谷川さんと下田顧問と豊田さんが横たわっていました。
そして鳴り止まない都はるみライブビデオ全38曲。

 

今年も全日本暇人協会は爆進するのです。

 

 

 


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