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■2009/06/20〜22

大石川西俣釣行

参加者:真島、榎本、鈴木、藤森(記)

 

以前から行きたかった場所だ。
心配していた天気も大丈夫そうである。
今回、東京チームは暇人一の快適車である榎本さん号を出していただけるとの事でルンルンである。

0:00前に鈴木さんを乗せた榎本さんが自宅に迎えに来てくれて、3人合流。一路、新潟へ。
4:00頃、日本海東北道を予定より少し早く走りきる。真島会長とも合流し、全員揃った。
コンビニで朝食を調達し大石ダム車止めへ。

先行の車がいないかドキドキしていたが、ラッキーな事に一台も止まっていない!
ホッとしつつ入山祝いでお約束のビールを一本。
飲みながら仕度をして、5:00過ぎには出発。 さあここからが長い上流の大熊小屋を目指して、5時間の山歩きだ。
歩き出してすぐに有名な「大したもん蛇」で記念撮影。 色々な写真などで見たイメージよりかなり大きくて立派。
しかし後ろに周ってみたら、胴体部分でカットされていて短かった・・・

赤い「滝倉橋」で真島会長に登山者カードを記入してもらい前進。


ここで舗装路が終わり、本格的な登山道だ。
久しぶりの歩きで、体力に不安があるうえに、真島さん、榎本さん、鈴木さんと、全員健脚バリバリである。


みんなのペースについて行けるかどうか、自信が無い。
真島さん、榎本さんは経験のあるルートなので、道の先の様子をガイドしてくれた。
ゼーゼーと息の切れるような急登は無いが、ダラダラと行程が長い・・・
1時間おきに小休止を入れながら歩き続ける。


3時間を過ぎたあたりから、肩に食い込むザックの重さも辛くなってきた。
途中、本流に流れ込む沢をまたぐ時に登山道はアップダウンするのだが、道の少しの変化も足や肩に負担がかかる。
4時間ほど歩いた9:00頃、ゼカイ沢との出合付近に到着。ここで大休止。
あと1時間チョットで到着するとの事。 僕は昼飯を食べてから行く事を伝えると、3人は先に歩き始めた。
・・・がコレが結果正解であった。

おにぎりを食べ15分程休んだ後に歩き始めると、道は細くなりだいぶ谷側に傾斜している。
靴底を地形に合わせて斜面を進むが、とても歩きにくい!
既に4時間程歩いて負担がかかっている事もあると思うが、太ももの筋肉が異常に熱っぽくなってきた。
次第にモモが痙攣?したのか、ヒクヒクと笑っている。痛いのかくすぐったいのかわからない変な感覚になり、足に力が入れられなくなってしまった。
マズい!と思い、持ってきた漢方薬を焦って飲んだ。すぐに効くのか不安があったが、効能を待ってもいられないので無理やり歩き出した。
薬を事前に飲んでおくべきだった・・・と後悔するが、後の祭りである。
10分歩いては10分休み・・とゴマカシながら進んだ。日頃の運動不足と、体力の低下を痛烈に実感した。


やっとの事で小屋に到着すると、みんなは既にくつろいでいた。みんなに遅れる事40分〜50分。
自分のペースで歩けるように、歩を先に進めてくれた事に感謝です。

11:00頃、休憩して一段落すると、いざ釣り!である。
榎本さんは小屋の上流の大熊沢を、真島会長は登山道をゼカイ沢出合まで戻り本流を釣りあがる、との事。
僕も本流をやりたかったのだが、まだ足の筋肉に不安もあったため、小屋から上の本流の短い区間を鈴木さんと一緒に釣ることにした。
上流に向かう道を登り、大熊沢にかかる橋から入渓し少し釣り下って本流と合流。この区間は全く釣れなかった。


「上に行った榎本さんは苦戦しているのでは?」と心配しつつ先に進んだ。
出合から先の本流は、釣れる区間が短い事がわかっていたので、ゆっくり丁寧に竿を出した。
すると次第に魚の反応が良くなってきた。7寸程のイワナが釣れた。
出合から上の、いかにも魚の出そうなポイントを鈴木さんが譲ってくれたので、遠慮なくルアーをキャスト。
予想通り、岩陰から出てくれたのは9寸程でなかなかの手ごたえ。刺身用にキープする事に。
すぐに遡行しにくい場所になってしまったので、今度は釣り下る。
鈴木さんもそこそこ釣れているようだ。
飽きない程度の反応を楽しみつつ下り、本流をまたぐ橋から上がって登山道を帰ろう、という事になった。
・・・が、なかなか橋が出てこない。
次のカーブを過ぎれば橋だろう・・・あれ?次かな?いやその次? そんなやり取りを繰り返していたら、川通しでは下りにくい淵になってしまった。
あとは道に上がって帰るだけなので、泳ごうかと思ったが気合不足でやめた。来たルートを戻って帰る事にした。
40分ほどで小屋に帰り着くと、既に榎本さんが戻っていた。

 
心配していた大熊沢の釣果を聞くと「爆釣」との事。 我々が竿を出していた区間より上流は、良かったという事ですね・・・羨ましい!
そんな楽しい話を聞いていると、真島会長も戻ってきた。
予定通りゼカイ沢出合から釣り上がったとの事だが、やはりこちらも「爆釣」だった様子。
距離と時間的に厳しいので、1時間だけ「爆釣」を堪能して後は沢登りに徹して戻ってきたそうだ。
しかし、この体力には恐れ入ります・・・

さて食材も確保できたところで、宴会に突入!


天気も良いので、開放的に外にテーブルを出して会場をセッティング。
シチュー サラダと真島会長が手際よく料理を作ってくれます。どれも美味しく、酒がすすみます!
そしてお約束はイワナ刺身。 今回は榎本さんが作ってくれました。うーん!旨い!


「俺は作れるけど、普段あまりやらないだけだ!」と榎本さん。
是非、次回もお願いします!
この日は疲れもあり、早めに就寝。快適に眠れました。

 

翌朝、ライバルも居ないのでゆっくりめの起床。疲れもとれました。
10:00頃朝食を済ますと、いざハリキッて釣り・・・が、川の状態があまり良くなさそう。
夜のうちに雨が降ったようで、増水&濁り強め・・・
今日こそは本流をと思っていたが、この増水では遡行が困難だ。 断念して昨日、榎本さんが入った「大熊沢」に、鈴木さんと釣り上がる事にした。
真島会長と榎本さんは本流上流部へ向かった。
昨日、榎本さんがズリ落ちたらしき岩場を確認しつつ竿を出すが、反応が無い。たまに釣れてもチビばかり。
「昨日、榎本さんが大暴れしたからかな?」なーんて冗談を言いながら釣り続けるが、状況は良くならない。
大熊沢の増水はさほどでも無かったが、濁りは強めであった。
鈴木さんに先行してもらい、ゆっくり遡行。
こんな状況なりに渓観をじっくり観察し、たまに竿を出す。 これはこれでゆっくりと贅沢な時間を過ごせ、満足である。
まだまだ時間はあったが夕食分の魚と蒔を確保し、早目に切り上げ13:00過ぎには小屋に戻ってきた。
快適なキャビンで一服していると睡魔に襲われ、少々昼寝。 こんな気持ちの良い昼寝を近年した記憶が無い。 またまた贅沢な時間を過ごせた。
目覚めて夜の焚き火準備を整えていると、上流組が帰ってきた。


本流も状況は良くなかった、との事。 やはり雨の影響なのだろうか。

そして宴会2日目。
昨日食べる役だった鈴木さんと僕が、本日の料理役にまわる事になった。
と、言っても僕はレパートリーが無いので、イワナの刺身を作った。 榎本さんのように上手に捌けないので、盛り付けに凝ってみた。
あまり自信が無かったが、皆さんにOKをいただけ、ホッと胸を撫で下ろした。
次々に鈴木シェフの料理も出来上がり、今夜も豪華な宴会となった。 どれも旨い!
そして今夜は、上流組が採ってきてくれた「ウスヒラタケ」もある。 炒めて、醤油で味付け。ウーン最高!!


「残すと帰りが重いからネ」と、苦労して担いできた酒をいつものペースで空けていく。
担ぐのは重いが、飲むのは軽いものである・・・特に暇人釣行では。
順調に食べ、飲み、酒も無くなった所で就寝。

最終日。朝食を早々に済ますと撤収である。
また帰りも長い山歩きがある事も考え、8:00頃には出発した。


行きにヘバッた為、帰りも皆の足を引っ張ってしまうのではないかと心配である。
食糧が減ったぶんザックは軽くなったが、焦らず一歩一歩慎重に足を進めた。


幸い足の痙攣もおこらず、11:00頃には赤い「滝倉橋」に到着。 ここまで来れば一安心。後は舗装路を1時間ほどでゴールだ。
トンネルをくぐり「大したもん蛇」に再会すると、無事に戻ってこれた事、楽しい時間を過ごせた事が嬉しく感じられた。
ダムの観光客を横目に、着替えを終え下山。 
締めはお約束の、温泉&ラーメン。 山行帰りは、どちらも疲れが吹っ飛ぶ快感です!

 

帰りのロングドライブも、榎本さんに全ておまかせしちゃいました。
ありがとうございます&大変お疲れ様でした。

次回のアタックでは基礎体力をアップさせ、登山道でも余裕のルンルンの釣行にしようと思う。 

 


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