秋山郷釣行
参加者:下田顧問、沖田会長、新発田副会長、榎本、鈴木、藤森、松村 ※ゲスト藤本さんグループ4名
「嵐を呼ぶ男」伝説 6/9〜6/11の2泊3日で全日本暇人協会合同釣行が開催されました。 メンバーは暇人協会より7名、ゲストとして京都より藤本さんグループ4名を迎えての11名での釣行となりました。 私にとって今回は暇人協会に新人として加入して、清津川につづく2回目の合同釣行でした。清津川は残念ながら前日の大雪で撤退(→釣りできず)という残念な結果だったので今回は大変楽しみにしていました。
しかし、車止めにAM3:30頃到着したときには雨が本降りとなっていました。 天気予報によると1o程度の雨となっていたのでさほど心配することも無く、車の中で入山祝い飲み会が開かれました。5時を過ぎて着替えを済まし、出発したのは5:20を回ったところでした。雨は止む気配も無く、しとしと降り続いています。 30分ほど歩き橋に差し掛かると、橋の鉄板(足元)がありません・・・。鉄板のない橋を橋の骨組み(10センチ位)と手すりを伝って、綱渡りのような状態で渡って行きます。下の川はまるでコーヒー牛乳のような恐ろしい濁流と化し、風と雨が恐怖に鞭を打ちます。その後も雨は止む気配もなく直下200mほど先に見える川はとんでもない状態です。たぶん上流で大男が味噌汁をひっくり返したのでしょう。
下田顧問が「俺は25年ここに通っているが、こんなに恐ろしい川の状態ははじめて見た」と言っています。清津のときも「俺は15年ここに通っているが、川までたどり着けないのははじめてだ」と言っていました。「あれ?これはまさか自分のせいか」という考えが浮かびました。思えば生まれてこのかた、ずっと雨男として生きてきました。海外に行くと「こんな大雨は100年に1度だ」といわれ、ディズニーランドでは天気予報晴れ100%なのにスコールのような大雨を浴びたこともあります。自分の雨を呼ぶ力にちょっと感心しました(笑)、みんなに「中東に行けば雨を呼ぶ力で王様になれるよ」なんて言われています。
へとへとになりながら5時間ほどかけて非難小屋までたどり着き、宴会の始まりです。釣りにいけないので飲むしかありません。沖田会長が腕を奮い、どんどん料理を作っていきます。(→メチャクチャ旨い) 大量に持ってきた酒もどんどん消費していきます。
翌日、雨は止みました。待ちに待った良い天気です。 8:00頃みんなで朝食をとっていると、2人連れの釣り人が挨拶をしてきました。 先行者として見送ると我々も9:00前に出発です。 上流組と下流組に分かれて出発しました。私は上流組に参加しました。 前日の雨の影響でかなり水量は多く渡渉に苦労しました。
それでも1時間ほど遡行しましたが、高巻きルートの入り口で上流の状態を確認し、上流もかなり水量が多く釣りになるかどうか分からないということで、通って来た途中で合流する沢まで引き返して釣りをすることとなりました。(先行者の2人はその支流に入っている) 戻る前に、その高巻きルートの入り口で鈴木さんから「あそこに竿出してみな」と言われ、皆さんに先立ち竿を出させていただきました。そこで出ました!嬉しい尺上です。 さすが、ほとんど人が入っていない場所だけにいいサイズでした。(鈴木さんアドバイスありがとうございました)
その後、支流を餌組とテンカラ組に分かれて釣りあがりました。 先行者がありながらもそこそこの釣果に恵まれ、魚影の濃さに驚かされました。 これで、増水も無く上流へ行けていたら、、、と思うと残念でした。自分の雨パワーを呪うしかありません。
〔藤森のダム下チームレポート〕 下流へは、沖田会長・榎本さん・私、藤森で行ってきました。 登山道を戻り、約40分程で佐武流川出合い付近の入渓点に到着。 しかし、ベテラン2人のペースは速い速い・・・ 一服する間もなく、榎本さんは釣り開始。 目付きが「釣りモード」になっています。 自分は渓相の素晴らしさにしばしボーっとしていると、キジ撃ちにいった筈の会長が呼んでいます! 「紙が足りないのだな!」と思い急行すると、握り締めていたペーパーが立派なウルイに変わっていました(笑)早速2人で今夜のおかずに、と採取。
その後、会長と自分も釣り開始。自分はルアーだったので、2人とは違うポイントを打ちながら進みました。 途中山菜などを採りながら、魚影の濃いプールをじっくりと攻めたりしました。 元気なイワナの「ルアーの取り合い」を久しぶりに堪能できました。 魚が本当に綺麗です。
魚影の濃さと、魚の活性には本当に驚きました。 だって自分が竿を出す前に、既に5人以上が叩いているにもかかわらず、下手糞な僕に釣れるンですから! なーんてマイペースでやりすぎて、お二人を待たせてしまっていました。御免なさい。 僕が追いついて、数百メートルの地点でタイムアップ。 3本目位の支流から脱渓。一路テン場へ。
15:00テン場へと戻り楽しい宴会再会です。 会話も弾み、夜もふけていきました。気がついたらもうAM2時です。 あれほど持ってきた酒もつき、仕方ないので就寝です。
なんとも楽しい3日間でした。 京都の皆さんも大変有難うございました。
P.S.藤本さん、またテンカラ教えてください! 記: 松村&藤森