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■暇人私的 渓にまつわるモノローグ
 第四話 ランタン
 
西の空に夕陽が沈み、辺りが薄暗くなってくると急に物寂しさとほんの少しの恐怖心が芽生える。そんな時、何時も釣り人を励まし、安堵してくれるランタン。しかし、これは、オートキャンプやファミリーキャンプの中での話しで、質実剛健、1キロの荷が時には命取りの源流釣りの世界には無縁のシロモノでもある。
 
暇人釣行における夜の灯火の主役は、何時も焚き火である。キャンプファイヤーの火柱さえ髣髴させるような大きな焚き火は暇人のトレードマークでもあった。飯盒炊飯の基本は、はじめチョロチョロ中パッパと、ボーイスカウト時代に教わった経験も、暇人きっての料理人にかかれば問題外! どんどん薪を加えろ~! 沸騰した水が無くなるぞ~! 水を足せ~! 足したらガンガン燃やせ~! ナノダ? 一般常識から言わせれば、当然の如く出来上がりは黒焦げで食えたモンじゃないでしょ? の! 筈だが、暇人の料理人にかかれば魔法が掛かったように美味い飯が炊けてしまう。しかも、ほんのりオコゲがコレマタ美味いのだ! 
 
したがって何時の釣行でも重たいランタンの弱い灯火は無用。そんな中でも、暇人フライ珍道中の時にはランタンが活躍してくれる。面倒くさがりやの面子が揃ったフライマンだから、身支度も遅く、辺りを照らすランタンの出番も多いと言う訳。しかし、幾らなんでも大型のコールマンは無いよ! ランタンの中でも最軽量のスノーピークギガランタン。その辺は、一応源流志向のフライマンだから計量には気をつけているつもりです。
 
写真は、コールマン社から販売されているアウトドアーマン必衰の赤ランタン。残念なことに200Aではなく、復刻版の200Bと言うモデル。クラッシックシリーズの限定復刻版ブリキのケース入りで、これも今では激レアである。そして、源流釣りに必ず予備で持ち歩いているものが、小さいタイプのスノーピーク社から発売されている世界最小最軽量のギガパワーランタン・天・オート GL-100A

記:市村