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■暇人私的 渓にまつわるモノローグ
 
第三話 ピンソール

源流釣りは足で稼いでなんぼの世界!人が入らない厳しい道のりを超えた先には、沢山の魚が待っている!? とは、言うものの。やっぱり少しでも楽に沢山釣りたいな~が軟弱モノの人情と思います。ハイ!!! そんな、軟弱モノ一番の弱みは、やはり登坂急坂だろう?それに付け加え、天候不順な現流域では、よく雨が降る。雨降り後の急坂はかなり危ない? なにが危ないって、ズルズルグチャグチャの悪路にツルツルの滑り台。帰路の下りなら加速もついて一石二鳥と思うのだが、それじゃ~命が幾つあってもたまらない。

暇人釣行の時だって、何時も最後まで決断を下せない理由はズルズル急坂の恐怖。三面川岩井又、早出川、小出川などの魅力的な源流には決まってズルズル急坂が待っている。あのズルズルさえなければ、毎年何回でも通いたいのに~!である? 私の使っているフライ用のウエーディングシューズは、フエルト製で特に泥道には弱い。かといって登山靴を持参するにはウエイト的に無理が生じる。何度と無く、滑り止め対策グッツを試行錯誤してみたがハードな源流釣行では直ぐに壊れてしまった。

そんな時、目から鱗的な新製品が㈱昇栄からピンソールなる物が発売された! 自分で発見したのではなく、コレまた暇人協会の受け売り! 先人のモニターが沢山いるから失敗無用でいいものが選べるのも暇人の特権かな! ピンソールを着用してからは、ズルズル急坂も何の、そのって、行くはずなんだけど苦しいのは同じ・・・体力の問題か? しかし、全然滑り知らずの完璧なスパイク効力だから、断然ストレスはなくなった。雨後のズルズル急斜面やコケ生す本流から アイスバーンの湖まで幅広く使用。今では、釣行には手放せない存在になってまでいる優れもの。本当にピンソール様々です。

写真は、㈱昇栄から販売されている渓流用ピンソール。クサリの調整でほとんどのシューズにも合うようにできていて、重さも片足130グラムと計量。現在は、ミニピンソールなどの更に軽量化のピンソールも発売されており使用は別として何時でも携帯できるのが嬉しい。隣のものは、MT・DAX社からでている滑り止め用のチャーンソール。ゴム式で日常使いにはこちらを使用。

記:市村