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■2014/9/13-15

早出川(ガンガラシバナ)

参加者:真島(記)、榎本、新発田、松村(記※ガンガラシバナ)


 【13日】
約10年ぶりの早出釣行であった。
暇人に入会した年に当時会長であった下田顧問に案内してもらい入渓して以来である。
今回は早出の常連である新発田と早出は初の榎本、松村両名。
天気予報は初日が雨、2日目曇、3日目が晴れと徐々に良くなる予報。今日はテンバについたら宴会でもやむなしと覚悟をして酒を大量にザックに入れてきた。
他の3人との待ち合わせ場所である一ノ俣橋車止めに5時過ぎ到着。
私たち以外に車が3台止まっている。これでは釣りは無理かと早くも戦意喪失。榎本と「ここで宴会して帰ろうか・・・」と半ば本気で撤退ムードが漂うが、今回はガンガラシバナの見学ということで無理やり自分を納得させる。3台の車を見に行くと2台は不在。1台から1人が降りてきて話をすると「3人でアカバ沢出会いに泊まる予定」ということで自分たちと同じだった。聞けば宇都宮渓遊会を休会中の方だとか。

新発田、松村も起きてきて朝飯と着替えを済ませいざ出発。6:00明確な踏み跡がある杉林を歩き始める。雨のためカッパを着てきたら数分で汗が出てきた。赤いテープが巻いてあり迷うことなく進めるが、だんだん藪がきつくなってくる。40〜50分も過ぎたころ、藪が面倒になったため沢通しで遡行を始めたのだがこちらの方が断然楽ちん。
途中20m滝も右岸側の枝を頼りになんとかクリヤ。最後に15mの滝を左に巻いたら踏み跡がでてきて後はスムーズに尾根まで到着。と言いたいところだが最後の藪こぎがきつかった。
帰りは踏み跡をたどってどろ壁を降りられたが、行きは最後の沢で間違えたようだ。
尾根に着いてひと休み。新発田が近くのミズナラを見に行くがマイタケのマの字もなし。ここまで約3時間半。少し迷った分時間をロスしたが後は下るだけだ。この先も赤いテープが巻いてあり、迷わずアカバ沢へ到着。
沢を下り今早出沢出会いテンバに到着したが、先行者2名のタープが張ってあり上流側のテンバに向かう。100mほど上流の右岸側テンバも先客があり、その斜向かい左岸テンバに落ち着いた。

10:30沢は雨にも関わらず透明でゆるい流れである。タープを張り、マキ集めをしたら釣りに行きたいところだが、2パーティが少なくとも前日から入渓していることと、雨のためにその気になれない。
昼飯を食い、酒をちびちびやりながら話し合ったが、全員意気が上がらない。自分は昼寝を決め込み、新発田はマイタケを探しに、榎本・松村は釣りに行くようだ。


マットを敷きシュラフを出そうとザックの中を探したがシュラフがない!

やってしまった。

朝が10℃台前半まで冷え込むこの時期にシュラフカバーのみで寝なくてはならない。

最悪だ。

昼寝していたところを榎本に起こされた。「上流側へ釣りに行ったが沢屋さん2パーティに追い越されたので帰ってきた。釣りの方は小さいのを数匹で7寸ちょっとのを1匹、夕食用にキープした」とのこと。(これも後ほどリリースした)まだ14:30にもなっていないが起きて酒を飲み始める。


今日は早めに食って飲んでさっさと寝ることにしよう。そして明日は早めに起きて釣りに行こうと話がまとまる。今回は食担を決めずに1人1品を作ることになっている。


俺はビーフ(ソーセージ)シチュー、榎本は鳥のカレー味付けのソテー、新発田がお好み焼きとどれもうまい。(松村は朝食担当)酒もどんどん進み、18:00頃に新発田・松村が早くも撃沈。俺と榎本は20:00過ぎに寝た。


シュラフカバーのみで寝なければならず、持ってきたものをすべて着込み、さらに新発田からダウンジャケットを借り、ペットボトルで湯たんぽを作って寝たが寒さで熟睡できなかった。
朝起きたら松村が「夜中は暑かった」などとほざいていたので殴ってやりたくなった。

【14日】
早く起きて釣りに・・・と皆で言っていたが結局6:00起床となってしまった。


寒さのせいだ!今のところ天気は晴れ。予報では今日は降らないことになっている。河原に濡れたものを広げて行くことにする。
他の3人はがんガンガラシバナへ。俺は割岩沢を見学することにし、出発。8:30沢を下って行くがあまり岩魚が走らない。たまに毛バリを振ってみるがアタリは全くない。魚影はかなり薄いようだ。1時間半ほどで割岩沢出会いに着いた。
10:00出会いにあるテンバを確認すると、昨日尾根で会った熊谷から1人で来ている釣り師のタープが張ってある。タープ廻りや焚火跡廻りにもゴミ一つ落ちていない。きれいなものだ。主は割岩沢を釣り上ったようだ。
俺も遡行を始める。15分ほどで胸までつかる廊下。気温も高くないし魚影も見ていない。5分ほど迷った挙句引き返すことにし、早出本流を下ってみることにした。
5分ほどで滝が現れ右岸側を少し高巻かなければならない。
面倒になってテンバへ帰ることにした。やはり釣れない沢は気力も出ないし、興味も湧かない。
途中雨に降られながらテンバに到着したのが13:20。着いたころには雨は止んでいた。
アカバ沢出会いとその上流側の2ヶ所のテンバは空になっていた。連休に入る1〜2日前に入って楽しんで行ったのだろう。そういうときに休める人がうらやましい。

他の3人は当然戻っていないのでマキに火を付け1人で焼酎を飲み始める。2杯3杯と飲み進むうちこのままでは夜の酒がなくなると思い、未練を残しながら本日も昼寝と決め込む。どうも今回は寝てばかりだ。

(ガンガラシバナ組の記→松村)
ここのみ、松村記となります
前日の夜の雨が酷かった・・・(夜、河原の荷物をかたづけに行く)
しかし、増水は全くないのはありがたいが沢の水の色が前日と違う。
なんだか、しょうゆを垂らしたような色だ。(新発田さんによると、これが標準・・・)


朝、いつもの通り寝坊しながらのんびり朝飯を食べてからガンガラシバナに向かうこととする。
会長は割岩をみたいというので、メンバーは新発田・榎本・松村の3名。
昨日、近場は釣っているのと、沢屋さんパーティが2組入っているので、釣りには期待しないということで。メインは一度は見たいと思っていたガンガラシバナだ。

のんびり遡行
流れはどんよりしている。
いつも行く川は荒々しく流れているのだが、ここはなんだか水たまりが沢山あって、水たまりの間を水が流れているというイメージ。いわゆる源流とは何かが違う。

2時間歩くと横滝到着。
問題なく左側から巻く。
その上にもすぐミニ横滝が現れるが、同じく左側でOK。直登も問題なさそう。

横滝を超えてからしばらく行って竿を出すことに。
魚はあまり走らない。やはり釣りのメインは割岩なのだろう。
5寸ほどの小さなイワナがかかる。源流で生きるイワナは逞しい。

その後、ようやく8寸強のイワナ。ここのイワナは色が濃い。居つきイワナのようだ

もうすぐガンガラシバナ到着、というところで
先ほどとは違う白っぽいイワナが釣れる。同じ川なのに面白いものだ。

 

そして、急に目の前が開ける。
噂には聞いていたガンガラシバナ。誰かがラーメンどんぶりの底なんて言っていたが、確かにその通りだ。周りは強烈なスラブ。その崖を上っている沢屋さんが遠くに見える。

丁度お昼なので、ラーメンの準備をしていると、雨。。。
しかも、そこそこ強く降り出した。
せっかくのガンガラシバナなのに・・・。
ラーメンを食べてまっすぐテンバに戻ることに。

 

(ここから真島記に戻る)

16:00近くに榎本に起こされる。
最後の晩餐は残りの酒と食料を胃袋におさめるだけだ。

今夜も新発田シェフは粉を使った料理、ピザを作るらしい。今回は「暴走料理の新発田」ではなく「粉の魔術師」となり元パン屋の腕前をいかんなく発揮している。

焚火を囲んで飲んでいるうち、タープの下で寝るよりここで寝た方が暖かいことに気づき、今夜は焚火の脇でマットを敷き寝ることに決めた。寝た時刻はハッキリと覚えていない。寒さで目が覚めたのはちょうど24:00頃だった。焚火がが燃え尽きようとしていたのでマキを足してから再度寝た。結局あと3度これを繰り返した。寒さ対策はこちらの方で正解だったがマキの継ぎ足しが結構面倒だ。


やはりシュラフは有りがたい!

 

【15日】6:00頃全員起床し、のんびり朝飯を食い、9:30頃にテンバを後にした。

14:00前に車止め到着。あまり釣れない釣行であった。

 


 

 

 




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