加治川治水ダム職員さんの話しによると、明日は舞茸採りが入る筈だとのこと。
夜11時頃、同行する加藤がダム脇車止めに到着した。かるく一杯やって寝る。
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9月28日 天気晴れ
案の定、夜明けとともに3台もの車が加わる。寝てはおられず我々も身支度をし出発する。
自転車でもう一つ上の駐車場に向う。地図を見るとゴルジュ(ケムシ)マークが続くが、河原に降りられる場所は偵察済みだ。
途中、自転車を置き、茸探ししながらヤブや杉林を横切る。そして旨くザイル無しで降りられる場所に立てた。
加藤がルアーでイワナを狙うが、反応はまったく無い。
テンカラが好きな私は不利だと思い、エサ釣りの用意をして来たが様子からしてそれも出さなかった。
場所を変えるため自転車に戻り、上流に移動する。
2カ所めの下降場所があった。だがまたしてもイワナは走りもしなかった。
蝉が鳴く河原の中で昼飯を食べる。
車に戻る事に決め、舞茸を探しながら下流の都沢に依ってみることにする。
出合からすぐに、苔むした美しいゴルジュ帯が迎える。
すぐに小滝があって、濡れると寒いので観るだけで満足とし。釣りはせず引き返す。
林道で朝の舞茸採り人に会う。朝の愛想が悪い表情が打って変わっていて『いやー、いっぱい採れたよ!』と見せてくれた。
その際、こぼれ落ちた舞茸の欠片を拾って車に帰還した。おこぼれにしろそれだって天然物だ。コッヘルで炊き込みご飯で美味しくいただく。
最終の渓流釣りなのに何も釣れず、舞茸も当たらず。やけ酒を始める。今夜我々はここで泊まる予定なのだ。
すると昨日のダム職員さんが出てこられ話しが始まる。その後、山好きで地元の初老の方が加わり正味2〜3時間話しが止まらない。
秘密のイワナの沢や舞茸と松茸の情報をいくらでも話してくれる。
炊事が出来ず、ついに腹の減った我ら2名は酒が効いてヨッパラッてしまう・・・。
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