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■2013/8/11〜8/12

飯豊北俣川単独釣行

参加者:真島(記)


8月10日〜18日までの夏休みだが、自由になる日は11〜12と17〜18しかなく11〜12で飯豊北俣川に行くことにした。泊まりは湯の平温泉小屋だ。温泉もあるし冷たい湧水の水道もあるので、温泉につかりながら冷たいビールでゆったりまったりの泊まりだ。

 3:30に起床し、途中コンビニで朝昼の弁当を買い加治川治水ダムの駐車場に着いたのが5:00。車が数台あり、中にはモンキーを準備しているパーティもいる。こりゃあ先を越される可能性もありだな〜と思いながら朝飯を食い、着替えをし、折りたたみ自転車を組み立て5:30出発。ゲートに看板がかかっており、「現在、湯の平温泉小屋までの登山道は小屋手前で崩落し・・・」と書かれている。ちょっと、不安をおぼえたが行って見てみよう。

20分もすると後ろからバイクの音。抜いて行き際に挨拶したら、飯豊でよく合うA氏であった。もうひとり連れがいる。聞けばやはり湯の平温泉小屋泊まりの予定だが、日帰りするかも知れないとのこと。釣りは小屋周辺の本流をやるらしい。A氏は先週も来たらしく、

「7月の豪雨で女湯は崩れ、男湯は砂で埋まってしまった。管理人も引き上げ、小屋は無人。男湯の砂をスコップで掻き出したのでなんとか入れる。」とのこと。残念だが仕方ない。崩壊の具合を見てこよう。

 休みながら走って掛留の駐車場についたのが6:50。先ほどのA氏たちのモンキーが2台置いてある。他には自転車も置いてない。

一休みしていざ北俣川へ。途中登山道から飯豊本流を見下ろすと少し増水気味だが、釣りにはなりそうだ。昨日まで雨が降ったり止んだりだったのでその影響だろう。北俣川出会い吊り橋に着き(7:30)、見下ろしてみればやはり北俣川も結構増水している。橋を渡り藪こぎで観音滝上流へ到着、8:10。

 さあ、釣りの開始。毎年1回は来ている北俣川だが、8月の半ば近いのにこんなに水が冷たいのはあまり記憶がない。それとアブがほとんどいないのは豪雨で流されたのだろうか?

水温から判断し、取り合えずエサで様子を見てみる。2度目のポイント投入でアタリがきた。結構良い引きを楽しみながら寄せて見れば9寸強の良型が上がってきた。その後もポイント毎に良型が釣れてきた。

これならテンカラでもいけそうと判断し、毛バリに変えて見ればこちらも活発に毛バリを追ってくれる。

ただし水が冷たく、膝上まで浸かっていると足の指の感覚がなくなってくるし、体の芯まで冷え切ってくる。

 2m滝下の川原で昼食、12:20。寒いので焚き火で温まりながらしばらくのんびりする。

ここまで尺上4〜5匹を含め、8寸以上が15匹前後といったところ。

時間はまだ早いのだが寒さで気持ちが萎えたのと、釣果にも満足したため、湯の平温泉でゆっくりしようと引き返すことに。13:30

刺身用に2匹キープし、せっかく温まった体に鞭打ちながら冷たい沢を下り、藪をこいで登山道へたどり着いたのが14:40。

 湯の平温泉への登山道は小屋手前200mぐらいのところで崩れていたが、本流へ降りて歩けば問題はなかった。ただし小屋手前の女湯は屋根も階段も崩壊しており、湯舟もカラになっていた。

15:10頃、小屋に着いたが誰もいない。A氏たちは帰ったようだ。小屋近くの本流はといえば結構増水しており、これでは遡行は難しかったのだろう。

ビールや肉類を冷やし、2階の広間へ荷物を運びこんだら温泉だ。着替えて冷えたビールを片手に男湯へ。途中の階段や道がズタズタに崩れている。豪雨の激しさが想像される。なんとか温泉にたどり着き、砂で埋まった湯に浸かりながらキンキンに冷えたビールでひとり乾杯する。温まった体にしみる冷えたビール。至福のひととき。

 温泉でさっぱりしたし、後は飲んで食うだけだ。ビールを飲みながらイワナを捌き、刺身をつくったら、後は切ったり混ぜたりするだけの簡単料理。ひとりだから気楽なもんだ。

20:30頃には寝てしまった。

 翌朝は6:00頃起床。気温は下界よりも2〜3度低いだろう。快適に眠れた。ゆっくり朝食を作りゴロゴロしてから9:00頃に小屋を後にした。

帰り道は登山道脇のチチタケを採りながらのんびり帰ってきた。このきのこは良いダシが出るのでうどんの汁に持って来いだ。良い土産ができた。

 駐車場に着く頃には猛暑と言えるほどの暑さになっていた。1泊だけだったが満足できる釣行であった。

 


 

 







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