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■2012/5/4〜6

入川真ノ沢釣行記

新発田・松井・田中(記)


1日目

 まだ薄暗い中、昨夜の飲みすぎを少し後悔しながらゴソゴソと支度をはじめるが雨が降り始める・・・確か今日から天気は、良くなるはずなのにナゼ?(やっぱり暇人の嵐を呼ぶ男の1人新発田さんの力?)暫くすると少し雨足が弱くなったので歩きはじめたが強くなったり弱くなったりする雨に心を折られそうになりながら森林軌道を黙々と歩き大赤沢谷出合いからの急な登りに間違いなく登山が大嫌いになりながら喘ぎ登る、途中、雷が鳴り出し果たして柳小屋にたどり着けるのかと思ってしまう。

 しばらく行くと事前には知っていたが崩壊した登山道を足の置き場を作りながら進んでいく(松井さんご苦労様・・・)何箇所か危険なところをこえてAM10時頃柳小屋に到着。

 小屋に先行者が居るのかと思ったら今日、帰るとの事・・・「もしかして柳小屋貸切ですか〜」なんて自分に都合良く考えてしまう、まして「増水で魚、入れ食いだよ!」なんて情報もゲット、いつの間にか止んだ雨にテンションあがりまくりです!!

 柳小屋に荷物をおろし寝床を作り、さっそく魚釣りタイムです、小屋の前から釣り始め松井さんすぐに8寸のイワナを釣り上げるがその後は6〜7寸の小物ばかりでしたがポツポツ釣れて楽しめた、戻る途中にタラの芽があり晩御飯のオカズとして収穫しながら小屋にもどる。

 小屋に戻ると埼玉から来た釣り師2人が休んでいた、お互い情報交換をして明日の沢割りもうまく話がまとまり早速宴会をはじめる、ビールで乾杯してその後はおいしいツマミと料理にお気に入りのお酒を飲みながら贅沢な時間をすごす・・・

2日目

 ちょっと肌寒いがよく晴れた気持ちの良い朝を迎えた。

今日は、真ノ沢、千丈ノ滝上まで釣り上がる予定だ、朝ごはんをそそくさと食べ支度をして真ノ沢林道をひたすら歩き上流に向かう、途中で新発田さんとはぐれてしまうが沢に松井さんと下降したらドンピシャで新発田さんと合流できた、沢に降りたことだし早速、釣りをしながら遡行するとポツポツと7〜8寸サイズのイワナが釣れ楽しい源流シーズンが始まったのだなと実感する。

 しばらく釣りをしながら進むと千丈ノ滝にたどり着く、柳小屋で合った釣り師も言っていたが見事な滝である、しばらく見とれながら写真を撮り少し手前の小尾根から登山道に登り滝上に出た、ちょうどお昼なのでラーメンを作り昼食とする。

 一息ついてから早速、滝上を釣り上がるが釣れてくるのは、ちびイワナばかり・・・一時間ほど釣り上がったが魚のサイズが変わらないのでそろそろ引き返そうと意見がまとまり沢を下降し始めた、松井さんが千丈ノ滝上は、「苔むしていてとても綺麗だよ」と言っていたのを思い出しゆっくりと景色を見ながら歩き途中の湧水があるところで美味しいい水をのみ「来てよかった!」と思わず声が出てしまう・・・正直、前回の湯ノ沢で太ももを強打して今回の釣行に少し不安があった自分の不注意でやってしまった事だが初日の大赤沢谷の出会いからの登りは、かなりキツかったし柳小屋までの登山道の上り下りもとても辛かった、でもそれを忘れさせてくれるぐらい素晴らしいところだと思う・・・

 朝、歩いてきた登山道をゆっくり戻り、途中で薪を拾い柳小屋に着くとソロの登山者と初日に十文字峠に行くと言っていた2人組が小屋にいた、「どうしたの?」と聞くと股ノ沢林道がかなり不明瞭な所があるみたいで道に迷い散々だったらしい(山の稜線上でビバーグしたり藪こぎしたりかなり大変だったみたいです。)

 かわいそうな2人の為にもイワナ料理を食べさせようと松井さんと小屋の少し上流を釣り上てみるが松井さんが一匹釣れただけでアタリが渋い、しょうがないので小屋に戻ると新発田さんが食事の準備をしていてくれた、申し訳ないと思いイワナの刺身をつくり皆に振る舞い明日は、帰る日なので持ってきた食材、酒をすべて食べ尽くし飲み干しよく燃えている焚き火のまえで贅沢な時間を満喫した。

  

3日目

 朝になり3日間お世話になった小屋をそうじをして所々、崩壊してる登山道をゆっくりと慎重に歩く、痛めた足の調子もかなり良くなり景色を見ながら楽しく下山して行くが大赤沢谷の出合いのところで雲行きが少し怪しくなり車まであと少しって所でポツポツときたが何とか本格的に降る前に車にたどり着けた。

 温泉に入り3日間の汗を流し食事をして帰路につくが途中でヒョウが降ってきた(さすが暇人の嵐を呼ぶ男の1人、新発田さん!!)

 今回の釣行に同行して下さった新発田さん、松井さん大変お世話になりましたありがとうございました。

 





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