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■2011/5/28?29

大石西俣単独釣行

真島(記)
曇りのち雨


いろいろあって、最終的に1人で大石西俣へ行くことになった。

泊まり場は中俣出会いである。

 4:00ちょうどにダム駐車場に着くと、車は1台もなし。先行者がいないとなればテンションは上がる。

ただ天気予報は本日曇り一時雨。明日は曇り時々雨。やはり雨は避けられないだろう。

さっそく朝食を食べ、着替えをし、いざテンバへ出発。4:30

 歩きはじめてトンネルを過ぎ、橋を渡ってすぐに雪渓に出会う。あらかじめ新発田さんから「雪渓がたくさんある由」メールで聞いていたが、やはり先が思いやられる。

雪渓の通過に神経を使いながら、最後の大曲りの谷を越えれば中俣出会いはすぐそこ。

西俣左岸にあるテンバに着いたのは6:10だった。

雨の心配がなければ西俣右岸のテンバの方が水場が近くて便利なのだが、雨は間違いなく降るだろうから渡渉の心配がない左岸側のテンバにしたのだった。

さっそくタープを張り、ビールを冷やしてまきを集め、一休みしたら釣りに出発。8:00

今日は久しぶりに中俣を釣る予定。

 出会い付近から竿を出すと1発目から9寸ほどのきれいなイワナ。

これならきっと良い釣りができそうだ。

その後もほとんどのポイントであたりがあるが、サイズがいまいち。6〜8寸がアベレージサイズ。

ただイワナはほとんどが太っていて、胃の中にはみどりのブナ虫がいっぱい。ブナ虫が大発生しているようだ。

沢の周りにはウドがたくさん出ていてまるでウド畑。

2時間も釣り上がっただろうか、今日は行ける所まで釣り上がろうと思っていたが、サイズが上がらず、しかも1~2日前らしき足跡もあるしで飽きてしまった。

引き返して西俣を釣ることに変更。

 10:00過ぎ、出会いから西俣を釣り始める。

やはりこちらもポイントごとに釣れるのだがアベレージサイズは7〜9寸。

西俣なら尺ぐらい出るかと期待していたが9寸止まり。

13:00過ぎ、中俣出会いとゼカイ沢の中間地点、左岸から登山道まで楽に遡行できる沢に到着。

この少し上流にちょっとした淵があり、今日はそこで刺身サイズを釣りあげておしまいにしようと、少し粘ってみるがやはり9寸止まり。

2箱持ってきたブドウ虫も残りがほとんどないし、今日はここまでにしようと竿を仕舞い、あたりにあった極上のウドを採取しテンバへの帰路についた。14:00

途中コシアブラを採りながら登山道をゆっくりと戻り、テンバに着いたのは15:00頃。

 テンバに戻ったところで沢で冷やしたビールで乾杯。このひと時がたまらない。

後はビールを飲みながら採ってきたウドやウルイを沢に浸し、イワナをさばき、漬けを造り、焚火をつけたら焼きがらしをセットし、やっと着替え。

1人だと気楽だけど忙しい。

 後は適当に今夜の食事を造りながら、飲み、食い、焚火を調整し、焼きがらしを造り、酔っぱらいながら夜は更けて行くのであった。

18:00頃から降り始めた小雨も20:00前には本格的な雨に変わり、タープの下での1人宴会となった。焚火のほうは太い薪を数本乗せてあるのでいっこうに消える気配はない。朝までおき火が残ってくれると良いが。

話し相手がいないと酔いが速く回るのだろうか、いつもより少ない酒で眠くなってきてしまい、21:30ころにシュラフに潜りこんでしまった。

夜中にさらに雨脚が強くなり、何度もタープに溜まった水を排水しなければならない羽目になってしまった。

タープの張り方が甘かったようだ。

 次の日は昨夜からの雨が降り続き、雨の中の撤収となった。焚火は完全に消えた。

すべてが濡れて重く、さらにはウド、コシアブラのお土産付きのうえ、これからワラビまで採ろうと考えているのだから我ながら欲深い。

すでに来た時よりザックが重い。が、欲に負けてやはりワラビ畑へと足が向いてしまう。

行ってみれば太くてちょうど食べごろのワラビがポツリポツリ、以前より出が悪くなってきているが明日の夕食のおかずには十分だ。

さらにワラビのお土産を追加して重くなったザックを背負い、雪渓だらけの登山道を神経を使いながら帰るのであった。






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