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■2010/07/17〜19

泥又川釣行

真島会長、榎本副会長、松村(記)

1日目 入渓 なぜか猿田川釣行?

2010年7月3連休、毎年この3連休は源流に行くことにしているが、今年は初めての泥又川を計画した
下田顧問が風邪で離脱したため、誰も行ったことのない3人での釣行となった
(これがひどい事になるのだった)
前日、飲み会があったため副会長に迎えに来てもらい、酔っ払ったまま寝ずに向かう
朝日スーパー林道で二日酔いMAX&車酔いで何度か吐く
非常に辛い・・・(というか飲み会の後にそのまま行くのは無謀?)
4:30に入渓点付近へ到達
泥又へは戸立沢からと赤イ沢からの2ルートがあると聞いているのだが・・・
なんと戸立沢に関東ナンバーのクルマ2台を発見!
さらに赤イ沢入渓点にも関東ナンバーのクルマ1台が止まっている
3人から「ポキっ」という音が聞こえた
我々の心は完全に折れてしまった
計画の二俣には小さなテン場がひとつあるだけらしい
関東ナンバークルマ3台・・・
これでは、行ったところで泊まるところもない
仕方が無いので猿田川をちょっとだけ釣って、笹川流れでキャンプ&海釣りに変更しよう!
というアホな計画に変更することにした
せっかくの3連休、少しでも楽しもうという前向きな選択だった
全くのやる気ゼロで猿田川へ入渓
ちびっこイワナが我々を迎えてくれた
ゴルジュを超えると、7寸、8寸と釣れる魚が大きくなる(ちょっと楽しくなってきた)
やがて、尺は優に超えるイワナがルアーを追うが残念ながらフッキングならず
「こんな道側の川でもいるもんじゃん〜」なんてそこそこ楽しんだ
10時過ぎにゼンマイ小屋付近に到達
この時期なのに良いワラビが大量に生えている
ワラビをたっぷり採ったあと、会長と副会長はビールを飲んでいるが自分は二日酔いで参戦ならず
沢が小さくなってきたのでクルマに戻ることにした
しかし、ゴルジュをもどるのは面倒なので高巻で道路まで向かおうと決定
そしてこれが失敗
とてつもない急な藪漕ぎで登っても登っても道路は見えない
なんとか登り続けて約1時間で道路に到着してホッとする
全員バテバテで道路脇の湧き水を頭からかぶり体を冷やす
さーて次は温泉だ!温泉の後は海でキスでも釣ろう!
まずは、まほろば温泉を目指して出発
ところが、赤イ沢出会いに朝あったクルマが無い
「なーんだ日帰りだったんだ〜」なんて話す
そして、戸立沢
無い。無い。無い〜。
クルマがどこにもない!
猿田野営場にて会議開始!
副会長「これで帰ったら俺たちアホだぜ・・・」
会長「今12:00か。まだ6時間は動けるな。行っちゃう〜?」
こんな調子で2日酔いのまま、昼の12:30から泥又に向かう羽目になったのであった。

12:30再度パッキングしなおして出発
赤イ沢をのぼり、急登に入る前にピンソールを装着し、1:00登り始める


1時間ほどでT字にぶつかると聞いていたが、すでに先程の高巻と二日酔いでふらふらなため休憩をかなり多くとりながら進むと上がり切るのに2時間もかかってしまった
1リットル持ってきた水が足りない・・・


ここからは尾根伝いなので、大した登りもないかな?なんて話をしながら尾根を北に進む
しかし、ここからもほとんど登りなのであった・・・
1時間ほど進んだところで道がなくなってしまった
周りを見渡すとここが一番高いところのようだ
地図をよく確認し、東に向かって下降すると二俣につくはずなので降ることにした
かなり急な道だ
木につかまりながら30分ほど下ると小さな沢が現れた
やっと水が飲める

しかし、ここで雨がふりだした
雷も先程から鳴っていたがかなり近づいている
と思ったら急激な土砂降り
雷もかなり近くでドカンドカンいって恐ろしい
小沢はあっという間にまっ茶な濁流に変わって増水しまくっている
危険なので高台に避難
この時点で17:30
ビバークを意識する
雨と雷がおさまってきたところで濁流の小沢を遡行開始
もう本流は目の前のはずだがよくわからない
18:00快適そうな高台を発見
タイムアップと判断しビバークすることに決定した
ビールを冷やし、つけなかったがとりあえずお疲れ様の乾杯
初日はたっぷり寝ることにした

2日目 とうとう泥又川入渓

2日目は8:00頃起床
それまで40時間くらい活動し続けていたのでたっぷり10時間寝ることができた
今日こそは泥又本流に降り立ちたい
食事をすませ、パッキング
今日も荷物が重い
小沢を下り始めたのが9:30
小滝が続く、小さい割に厳しい沢だった
やがて、30mの滝が現れ、小沢の遡行は当然できず巻くことに
ピンソールを装着していると脇の下に痛みが走る
なんと、ハチに刺される
まさに泣きっ面に蜂だった
左岸を登るが、これがかなり急
昨日の疲れか、腕によく力が入らず早速バテバテ
会長と副会長が元気なのが不思議不思議?
ある程度上がったところで横にトラバースしていくが、急な崖なのでなかなか思うように進まない
途中、ピンソールが壊れてしまう(かなりまったりする)
やがて、踏み跡?と思われる道が現れる
そこを木につかまりながら下るがこれまた急
下ること20分とうとう泥又本流に降り立つことができた


時間はすでに12:00をまわっていた
地図で場所を確認すると、どうやら大明神の滝と二俣の間のようだ
少々増水気味で水が濁っている


一休みして、かるく食事を取り出発
13:30念願の二俣にとうとう到着するのだった


タープを貼り終え、薪を集めるが余り無い
2時の時点でせっかく泥又まで来たので釣りに行くことにした
東俣を副会長と自分、西俣を会長が釣る
しかし、増水のため毛鉤にはポイントが無く厳しい
ルアーには積極的に追いかけてくる
早速の8寸イワナ!
やっとこさ着いたんだなあという喜びが湧き上がる
副会長の毛鉤にも7寸
「ちいせえなー」なんて苦笑いの副会長


ルアーには続いて尺上もゲット
楽しくなってきた
源流はこうでなくてはいけない

 


15:30まで釣って納竿
1時間半だけの釣りだったが尺上2本を含んで結構釣れた
会長もやはり毛鉤では厳しかったようだが、そこそこ釣って楽しんだようだ

夜はイワナの刺身・唐揚げと美味しく堪能させてもらった
気持よく酔っ払い夜は更けていった

3日目 迷いの森を帰る

今日は東京まで帰らねばならない
7:30起床、食事をすましテン場を綺麗に片付ける
9:30重いザックを背負い、帰路に着く
テン場の上がもどる道だ
行きの水不足を考え、1.5リットル持つことにした
さすがに足りるだろう
はっきりしているがとても急な道を登る
しかし、いきなりバテバテ・・・、思うように進まない
水をガバガバ飲みまくったらあっという間に半分になってしまった
かなり休みながら1時間半ほど登ったところで道がなくなる
鉈目と踏み跡をたどるが、途中でやはり道がなくなってしまう
地図とコンパスで位置を確認するが、知らぬ間に逆方向に進んでしまっている
藪で周りも良く見えないので自分たちの位置がわからない
いずれにしても今進んでいる踏み跡は逆方向にまっすぐ向かっているので間違っているのは確か
仕方が無いのでもどることにした
コンパスを頼りに尾根筋を北に向かう
すでに残りの水は少ない
少しずつ口を湿らしながら歩くが、暑さとバテで足元がフラフラする
やがてはっきりした道に出る
みんなの顔に笑顔が戻る
「これでやっと戻れる!」
ここからは、約1時間半の歩きだ
15:30 結局6時間かけて赤イ沢までもどることが出来た
赤イ沢の水をお腹いっぱいまでのみ、体を冷やすために肩まで浸かる

今回は本当に疲れた釣行だった

「あ〜帰れてよかった・・・」


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