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■2009/09/26〜27

内の倉川 納竿釣行

下田夫妻、真島、新発田(記)、松村、鈴木、奥冨

 

泣いても笑っても今年も終わり・・・。
そこでこの納竿釣行は面白過ぎて泣く程の大笑の連続で、ここ数年で最高に楽しい見事な締めとなった。
深夜の長い関越トンネルを越えると小雨が降っているのには、まず、笑ってしまう「さすが雨男3人参加だ」と誰もが思ってしまう。
場所を新潟・下越の加治川支流、内の倉川に決まったが(経験から)秋はあまり釣れたためしがない。
夜の明けない内に車止め到着。軽くビールで乾杯でショー!「ここでやるかい?」の軟弱意見あり。でも一時間の歩きでテン場(宴会場)だから、元気出して歩き出す。足元は乾いていて、空は時折青空も見える。
テン場到着。すばやくタープを2枚張り、湧き水にビールを冷やした。
本数やや少ないが、後で参加の会長真島が追加してくれるだろう。
沢割りで、下田夫妻、私(新発田)の3名は七滝沢へ。松村、鈴木、奥富は本流に入る。

[七滝組の様子を紹介]
私は釣りには、はなから期待薄だった。それより舞茸の好条件が揃っていて、遭遇する気がしてしょうがなかった。沢より逸れ薮を漕いだ。右岸も左岸も途切れ気味の杣道が残っているものだ。しかし『ない!』。
諦めて沢に戻る。下田夫妻が狭い川幅に毛針を飛ばしていた。何とか3匹来たそうだ。七滝下流は釣れそうだが、今時期イワナも走らない。私も前に出て釣らせてもらう。絶好のポイント、水面に日が射しまぶしい、毛針を落すと5寸のイワナが釣れた。とてもそれ1匹で気分が良い。


七滝連瀑帯まで、半分を行ったところで先行者の靴跡も残っており、引き上げる事で竿を納めた。
沢筋にはサルナシの実がたわわになっている。10分ほどで大粒の硬めばかり4kほど採れてしまった。
内心、舞茸はまだ諦めた訳でない。三人とも真剣にミズナラの大木をめがけて探し廻る。(このあたり数年前よりカシノナガキクイムシ?による食害が目立つ・・・)枯れ切った大木が多く、手頃のミズナラが少なかった。
諦めかけて、私は(どうせ、見たかもしれない)あと一本の根元に眼を落す、いつも冷静な?自分は舞い上がる。
何はともあれ急いで下田さん達を呼びに行く。お互い笛を吹き合い、山に鳴り響いた。私はつい、目の前に居るのに気付かない有り様だった。
『あったか?』に『あった!あった!』と、とにかく現場状況を見て欲しいが、栃の枯れ葉が邪魔して紛らわしく一瞬見失った。
「幻でも見たか?!」に直ぐに指し示せなかった。
しかし、確かに有った。屈折何年にして、2kと1kgの舞茸二株だった。
どうだ!どうだ!でテン場に凱旋した。ただ、本流組は戻っていない。
我々(私)は、興奮が醒ず待って居られない。誰かのアサヒ・ドライでカンパーイ。顔はゆるみっぱなしだ。
14時頃、本流組が戻る。舞茸を見るなり「またですか!?」と写真を撮ってくれた。(我が会員は先週も採ってるいるのだ!!)

[本流組の様子を紹介]
テン場からゼンマイ道を40分程で本流に下って釣り始め、魚止めまで釣登ったとの事。一人が3匹ほど釣り上げ、その内が泣き尺だったらしい。


以前、同時期に4~5名で入って全員ボウズだったから、立派なもんで幸運と思う。なお餌釣りとルアーには良く反応したらしい。
以下・・・省略。

テン場の宴会に戻る。


私は今日は料理しないと決め込んでいた。しかし、舞茸をゲットしたからにはそうもいかん。誰かが買い求めた食材に(ほとんど袋から出すだけ)と、採りたて舞茸と楢茸で腕を振るう。ただし暴走料理にならないよう隣の下田さんの指示に従い(村田製作所の一輪ロボットの様に)上手にバランスをとった。中でも舞茸の玉子綴じと素上げは絶品で、腕も去ることながら、天然舞茸は歯触り良く腰があり香りに余韻があった。


早くも酔いが廻り、暗くなる前(それはきっと、17時頃だった)
真島会長が参上、合流した。間もなく杉の巨木のこの場は、たちまち真っ暗だ。焚き火がちょろちょろ燃え、ヘッ電の明かりが誰もの頭で不規則に動く。松村は隣りの者に、肩や首に腕を巻き付けては面白い話しを連発する。奥富は土蜂に手を刺されたと泣き顔だったが笑顔に戻っていた。隣りの鈴木はいつもの遠慮気味から、私の麒麟山を飲んでくれた。
とにもかくも出来上がった私は危険だから、寝袋を準備し体制を整えようと思ったら、そのまま一番に寝てしまった。


その後の数時間知らない。
夜中、隣りの松村にバシバシ叩かれ起こされる。焚き火とガスランタンが点いていて何がなんだか分からい。時計を見たら23時だった。
皆寝ていたし、叩き起こした者は放っておいて無視すると「ウーン,ウーン」と駄々をこねてるみたいだ。まったく世話がやけるものだ。
ひともんじゃくし後、寝かせようとするも、彼は寝袋も出していなかった。崩れる様にチャックも締めず大イビキ、私より早く寝てしまう。そして誰もがとうに寝てしまっていた。

翌朝、ほぼ歳の多い者から起き出した「誰も釣りは行かないの?」と尋ねるだけでノンビリだ。コーヒーを沸かし、キノコ入りラーメンを作って食べた。昨日の思い出し笑いをしながら帰る仕度に取りかかる。

 

 


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