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■2009/05/22〜24

秋山郷下田顧問還暦記念釣行

参加者:下田、榎本、新発田、松村、大沢、鈴木、真島(記)

 

毎年この時期恒例の暇人秋山郷釣行。今回は会の創設者である下田顧問の還暦の誕生日にからめ、いつもより1〜2週間早めだ。
今年は雪が少なかったので本流遡行も何とかなるだろう。(行ってみたらなんとかならなかったが・・・)
津南町のコンビニでAM3:30に待ち合わせ、いざ切明の駐車場へ向けて出発。駐車場へ着いたのが4:30頃だろうか、霧雨が降っているし、風も強く寒い。こんな中でもお約束の入山祝いのビールを「寒い、寒い」と言いながら飲み干し、震えながら着替える。


今回は顧問還暦祝い(付録で松ちゃんの誕生日祝いも有り)ということで共同で日本酒4升、缶ビール1ケースを持ち込み、あとは各自予備の酒適宜ということにした。料理は新発田シェフが名物暴走料理を披露してくれることだろう。

5:00頃に歩き始めて20分、整備された吊橋を渡ると最初の難関、高度差約200mの登りだ。榎本、新発田、松村、鈴木の4人は途中ほとんど休むことなく一気に登っていく。われわれ下田、真島、大沢は3〜4回の休憩を入れながらなんとか登りきる。


あとは1か所の登り降りがあるのみで、ほとんど平坦な道が続く。途中コシアブラ・ウド・ハリギリ・タラの芽・根曲りタケ等を採りながら9:00頃テンバに到着。
到着するころに問題発覚、下田、榎本の2人が米を忘れたという。今回松村、大沢、鈴木の3人は1泊で帰るため1.5合、残りのメンバーは3合の割り当てだ。ここでみんなから「今夜は飯抜きだ!食料は自分で調達しろ!等々」と非難が集中したのは言うまでもない。

テンバに到着後、まずはマキを拾い、タープを設営し、今夜の宴会場をセットしたら各自釣り支度。下田、榎本、鈴木は千沢へ。真島、松村、大沢は本流高沢方面へ。始め下田顧問は行くかどうか様子をうかがっていたが、「あいつら下手だからおれが千沢ででかいの釣ってくる」とやはり釣りに出かけた。新発田シェフのみは、今夜の宴会準備のため居残っていたようだ。お疲れ様です。

 

さて、本流へ入ったのは良いが水が多い。テンカラ竿も持参したが、毛ばりではまず出ないだろうとあきらめる。冷たい水に時には腰まで浸かりながら釣り上がっていく。この時期なら場荒れはしていないはずだが、なかなか尺サイズが出ない。せいぜい9寸サイズだ。それでも数はそこそこ出るし、暇人きっての餌釣りの名手、大沢さんがどんどん釣り上げていく。どうも松ちゃんだけ当たりがないようだ。餌を聞いたら普通の白いブドウ虫、ぼくと大沢さんはミドリのブドウ虫、「ミドリのブドウ虫の方が良いんじゃない」と少し分けてあげた。その後、釣れたようだ。
渡渉と高巻きを繰り返し、これを渡渉すればしばらくは開けた渓相が続くところまで来て、ジ・エンド。無理すれば何とか渡渉出来るかもしれないが、水量も増えてきている。このままいけば帰りはさらに増水が予想されるため、本日の釣りはここまで。さあ、帰って宴会だ。

テンバへ戻ると千沢組も帰ってきていた。釣果を聞くとほとんどが7寸サイズとのこと。やはり小さい。確実に尺上は釣れるだろうと予想していたのだがどうしたのだろう。まあ、焼きがらしにするにはちょうど良いサイズだが。

さて各自乾いた服に着替え、寝床をセットしたら宴会のはじまりはじまり。
まずは、ビールで乾杯し、その後4升持参した村上銘酒〆張鶴へと移っていくとやっと冷えた体が温まってきた。その間にも新発田シェフの料理が並んでいく。今夜のメインディッシュは牛肉1kg入りのビーフシチューだそうだ。
途中あまりに料理を出すものだから、みんなから「少し、料理を作るのを休んでくれ!」と何度も言うのだが、しばらくするとまた新発田シェフの手が動きだし、その度「もう少し休んでくれ!」のくりかえし。よほど料理を作りたいらしい。
結局、料理をたくさん食べたおかげでコメは食べずに済んだ。(実は2合ほど焚いたのだがみんな酔っていて炊き上がりを見逃し、焦がしてしまった)僕はみんなより先に撃沈したようで最後は記憶がない。

翌朝起きて愕然、ビールはすべて飲み干し、日本酒は5合程度残っただけになってしまった。あとは各自の予備のウイスキーが少しあるだけ。
まずい!!酒が少なすぎた。!暇人の酒量を計算違いしてしまったが後の祭りである。今夜はウイスキーを水のように薄めて酔えない夜を過ごすしかない。

今日は本流ダム下を釣ることになり、1泊組と途中まで昨日来た道を同行。下田顧問はと言えば「俺はテンバで昼寝してるよ。」とのことで、残りの酒が飲まれてしまわないか心配だったが、「飲まないで下さいよ」と念を押し、真島、榎本、新発田の3人で本流ダム下に入渓。

支流沿いに本流まで降り立ち、最初のポイントで榎本ちゃんが9寸を釣り上げ、さい先良いスタートだ。
しかし、このあと釣れるのは7寸〜8寸止まり。やはりダム下でも型が出ない。やがて大淵をヘツリでクリアし、絶好のポイント。榎本ちゃんの「会長、キープサイズまだ釣ってないでしょ、どうぞ」の言葉に甘え、最初に竿を出させてもらうことになった。付いていそうな流れに何度も流すが一向に当たりなし。と、その脇の流れに浮いている大きそうなイワナを発見。エサを浮かせながら鼻先へ持っていくといきなり食った。十分引きを楽しんで河原に引き上げると尺1寸ほどの岩魚。やっと刺身サイズが出た。


本日のメインディッシュは手巻き寿司だから、刺身サイズの岩魚はどうしても必要なのだ。
その後は新発田さんも刺身サイズを釣り上げ、みんなそこそこ満足してテンバへの帰路についた。

 テンバへ帰ると案の定、下田顧問が残り少ない日本酒を半分ほど空けていた。しかし、そのぐらいですめば想定内。ヘタをするとほとんど飲まれているかも知れないと心配していたのであった。
さあ、あとは酒の残りとまだまだある食料の残りを肴に今夜も宴会の始まりだ。下田顧問に山菜料理の手ほどきを受けながら今宵も新発田シェフのおいしい料理に舌鼓を打ちながら、思いのほかウイスキーの水割りで酔っ払い、みんなそこそこ宴会が楽しめたようだ。11:00頃に酒もなくなり、みんなで眠りについた。

夜中に雨に打たれたが朝には止んでいた。
今朝も新発田シェフの料理で朝飯を食い、テンバをきれいにかたずけ、テンバにお礼を言い下界へと帰ったのであった。
新発田さん、3日間料理を作ってもらいありがとうございました。今回はそれほど暴走しなかったようですね。次回、暴走料理を楽しみに?しています。

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