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■2008/07/22〜23

内の倉川・七滝沢釣行

参加者:新発田(L・記)、金田、木田(ゲスト)
天気:晴れ

<一日目>(晴れのち曇り)
早朝、我々は新潟駅で落ち合い、内の倉ダムの車止めに車で入った。7時50分歩き出し、内の倉川に出合う七滝沢には一時間ほどで着く。以降、沢通しで快調に進む。


溪の様子が一変する。二つの滝が現れ、左岸の巻き道で越える。

テン場の跡があり、密な低木の隙間から最初の5段100mの連瀑帯が観える。大滝の真下に誘われる様に入って見る。滝の飛沫が下から舞い上がる。この連瀑帯は左岸に大高巻き道があると分かっている。メンバーの誰もが、未経験ルートにこれより突き進む。

二つ目の小沢を横切り、はっきりした踏み跡を見つける。時間的にも(40分で)予定どうり通過し滝上に出た。それからは巨岩帯や小滝が連続する。

その後は第二の連瀑帯、こんどは右岸より高巻けるとあった。

その右岸小沢にて先行者が歩いた跡と巻き道を見つける。しばらくすると沢音は遠ざかり、踏み後が定かでなくなる。薮がきつく体力を消耗する。一旦、沢へ降りてみることにする。すると再び巻き道らしきものを見つけそれを辿る。だが上に追いやられるだけで不明瞭となる。全員かなり疲労してしまう。相当の時間ロスで沢に出た。どうやら連瀑帯の途中らしい。左岸を今度はザイルを使いしばらく登る。なんとかして上流へ逃げ出たいと皆思う。そんな中、私は浅い水の中で転んで、左腕で受け身を取ってしまう。その後もしばらく脱出を試みるが時間的にも無理と思い、16:30頃大岩の上にビバークを覚悟した。暗くなる前にタープを張り、薪を集め、焚き火も点けた。

酒を飲みながら夕飯を済ます。なんとも寝づらい場所だが私は少しは寝た様だ。金田と木田さんはぐっすり眠っている。一時、小雨もパラついたが静かな朝を迎える。
<二日目>(晴れ)
私は転んだ際に突いた左腕が思わしくなく、力が入らない。この連瀑帯の上流には抜けられそうだが、片腕をかばって登れるほど易しくはなさそうだった。同行の二人には申し訳ないが、これより上に進めないと判断した。
昨夜の残ったご飯で、多めに残ってしまった食材でチャーハンを作る。皆でゆっくり食べた後、態勢を整え慎重に下り始めることになる。
沢に沿って降りてみると、この7段130mの連瀑帯(注)は大きく巻くもではない様だ・・・?。途中、泳ぎが一回出て来る。下の連瀑帯は来た時同様、巻き道を辿り降りる。渓相は穏やかとなり、冷たい湧き水の所で、金田がソーメンを作ってくれる。実は私はフラフラだった。
この休憩とソーメンですっかり元気を取り戻す。やがて内の倉本流が現れ、登山道に上がった。一度も竿を出す事なく車止めに戻った事にになる。

(注)第二の連瀑帯は左か右、どちらを巻くのか現在のところ定かでない


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