6月27日
前日の朝に黒田さんからメール、「八久和 雨」やっぱりな〜、なぜだか黒田さんと計画を立てると雨が降る、昨年の女川はテン場の上を台風が通過したっけなぁ〜なんて考えながら天気の良さそうな所を探すと、あった!静岡県。行った事はないが大井川水系がある。それならと白頭巾の大介先生に連絡をしてみると「あ〜そしたら信濃又河内がありますよ!」と気持ちよく教えてくれた。
第1畑薙ダムのバックウォーターに到着、「水無いね〜」と思わず口にしてしまう。流れはなく干上がった河床がだだっぴろく広がっていた。支度をしていると黒田さんが、「大井川水系は蛭が多いんだよね〜」と一言、え〜聞いてないっすよ、もっと早く言ってくれれば蛭対策してきたのに・・・黒田さんは「タイツを履いてると大丈夫らしいよ」と言いながらばっちり履いていた。
だらだらと水量の少ない広河原をすすむと、いきなり暗いゴルジュになった、それはすぐにひらけてしまい三俣に到着、右が本流で左が支流の中俣沢と小沢か
らの流れ、一見どっちが本流なの?といった感じで違和感を持つ。ここからしばらくゴルジュとゴーロ帯でときおりルートに悩んでしまう。
昼過ぎやっとの事で猟師小屋のあるテン場に到着、とりあえず今晩のおかずを釣らなくてはと竿をだす。テン場の前からいきなり黒田さんの毛針に尺物がくっつく。その後もエサでも毛針でも良型で朱点の美しいイワナが竿を気持ちよく曲げてくれた。
50メートルほど釣るともういいかなと思いだし、テン場に戻りさっそく自分の大好物の刺身で乾杯!これができれば今回の釣行は大満足である。晩飯には黒田さんの特製イワナ丼を味わえ、(黒田さんて料理できるんだ〜)なんて思っていたら、いつしか酔っぱらってひっくりかえり河原に寝ていた。
6月28日
翌日はテン場上流のゴルジュを抜け、右岸から一本目の沢までを釣り、まるまる太ったイワナの引きを堪能した。この日もイワナのみそ煮、フライ、刺身、ムニエル、などで酔っぱらい、初日同様河原でひっくり返ってしまった。
6月29日
3日目、夜からの大雨で早めに目が覚めてしまう。6時に起きて川の様子を見ると10センチほどの増水、川底も結構見れる。これなら大丈夫かな、なんて思いまたうとうとしてしまう。7時半ごろ黒田さんが起きてびっくり、川はカフェオレ状態、増水も30センチ以上、上流でどっか崩れた濁りっぽい。うわ〜こりゃ初の無断欠勤か! なんてうきうきしながらコーヒーを沸かし一服。どうしようもないのでまた寝てしまった。ところが思ったよりも濁りがとれるのが早い、10時には川底が見えてきたので仕方なく帰ることに決定。
帰り道、懸垂中に落石、見事に太もも直撃、腫れあがったまま翌日出勤、医者には「治るまで時間かかるよ〜、一番動かしちゃいけないときに動いてるから」と言われてしまった。7月は鮎でも釣りに行こ・・・
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