'03/6/6(金)〜8(日) | 全日本暇人協会 根掛かり倶楽部 宇都宮渓流会 |
下田 香津矢 新発田 悟 大沢 健治 棚辺 悟 飯島 裕子 齋藤 健郎 坂本 隆彦 大森鋼三郎 岡村 平江 榎本 |
'03/06/06(金)〜08(日) 秋山郷魚野川 合同釣行 暇人のホームリバー、秋山郷は魚野川源流で、今年も合同釣行を行いました。 今年は、根掛かり倶楽部の大森先生、岡村先生、それに宇都宮渓遊会の平江氏、友人の榎本氏ををゲストに迎え、総勢11名という大人数で盛大な宴会釣行となりました。 と、坂本も楽しみにしていたのですが、金曜がどうしても休めず、土曜からの途中参加となりました。 金曜に仕事が終わってバタバタと支度して高速へ。関越道をひた走り塩沢石打ICから下道を60km駆け抜けて、切明の車止めに着いたのが1:00am過ぎ。夜食と言うか腹ごしらえをしてから、深夜の山道を歩き出す。朝までにテン場に辿りつくのだ! ヘッ電の明かりを頼りに山道を辿る。涼しくてよいのだが、眺望が効かず退屈な歩きとなる。九十九折れを登りきり一休みしたのだが、夜の山はそこここに動物が徘徊しており、薄気味悪いので歩きつづける事にする。 ひたすら歩いて、夜が白々と明けてきた頃、渋沢ダムが見えてきた。あと少し! 橋を渡り、ロープ伝いに河原へ降りて早速竿を出す。が、魚影が見当たらない。竿を振りながら進み、やがて前方に焚き火の煙とブルーシートのテン場が見えてきた。 |
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![]() 深夜の釣橋 |
![]() ダムより渋沢出会いを望む |
![]() テン場では暖かい焚き火が |
![]() 朝から豪勢に刺身で |
朝食をとって一休みし、人心地がついた。 「おまえら、釣りに行きたいなら高沢黒沢まで行ってこいよ。いいぞーあそこは、天国だゾ」 会長の言葉に数人が竿を掴んで立ちあがる。平江氏、大沢、新発田、そして坂本の4名で上流を狙う事にする。 大森先生達は千沢を、棚辺、榎本氏達はダム下を狙うそうだ。 気合を入れてさぁ出発。 ・・・・初っ端から巻き道のとり付きを間違え、大藪漕ぎが始まる。上へ上へ追い上げられて川音も遠くなった。 「絶対もっと下に道があるはず」と下降し、ハッキリした踏み跡に合流。 竿を出し、すぐに大沢が一匹掛けて、 「魚はいるようだけど、口元にねじ込むように流さないと食いませんね」と、難しい事を言う。 毛鉤で釣れるかな。 4名で交代に釣りあがると、ちょっとした淵があり、魚影?が見える。慎重に近づき毛鉤を投げるが無反応だ。少し高い所から見ている大沢君と平江さんか ら、「もっと手前だよ」「そこの反転流に毛鉤を落として」と声が掛かる。言うとおりに毛鉤を落とし・・・・来たッ! ゆっくりと出たイワナに、こちらも充 分に食わせてから合わせた。オレンジ色の斑点も鮮やかな、魚野川のイワナだ。 良く見るとその淵には、10匹くらいが群れ遊んでいた。が、意外と釣れず、そこでは新発田さんが1匹釣っただけだった。 その後、ポツポツと魚信がある中、高沢まで釣りあがった。「3年目にして初めて高沢まで来た」 と大沢。 冷たい水に長く浸かって冷えた身体に、ラーメンを流し込んで昼飯。ここで坂本は昨夜の徹夜行軍が効いたのか暫し昼寝タイム。 帰る前にテン場を確認しておこうと、高沢を登るが、ゴロゴロという雷とともに大粒の雨が降ってきたので慌てて戻る。 ゴルジュの中で増水なんてゾッとしないので、転がるようにテン場まで戻る。 |
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![]() 二年前テン場を取った滝 あの時は寒かった |
![]() 健(治) フィッシュオン! |
![]() 釣り上がる大沢君と新発田氏 |
![]() キャスティングする平江氏 |
![]() 坂本にも待望の1匹が |
![]() 平江さんも釣った |
![]() これが魚野川のイワナ。もうちょっとサイズがあれば。 |
テン場では、大森、岡村先生が「渋沢は大漁だったよ」 ありゃ! 棚辺さんが、「ダム下では、根曲がり竹と泣き尺がでたよ」 ありゃ! 結局上流が一番渋かったのか・・・・・(T-T)/ そのまま、焚き火を囲んでの大宴会へと突入した。 食材も酒も豊富に有る。釣ったイワナを刺身に引き、蒲焼に卵とじ、ウドのキンピラ、マーボーウド等が豪華に並ぶ。缶ビールと酒の入ったペットボトルが廻され、カップが満たされていく。 時折雷が響き小雨がパラツクも、渓のヨッパライ達の勢いはとどまる事を知らず、河岸をタープの下に移し、いつまでもいつまでも盛り上がるのでありました。 坂本は、徹夜明けのせいか22時頃に気絶してしまったのでその後のことは知りませんが、何時まで盛りあがったのだろう? |
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![]() 調理係はこの2人と新発田氏 |
![]() 焚き火の周りでは早くも盛りあがる |
![]() ほら写真撮ってるよ |
![]() 釣ったイワナを捌く |
![]() 先生、踊っています |
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朝6:00、ゴソゴソとシュラフから這い出し、晴れた空を見上げる。何で最終日になって晴れるかな。 各人、酒の残った頭を振りながら起き上がり、焚き火の周りに集まる。帰りも歩くので、朝飯はしっかりと食うのだ。楽しかった釣りの話をしながら、山で食う最後の食事を楽しむ。 大人数でテキパキと撤収。11人がお世話になったテン場も瞬く間に片付き、最後に細かいゴミを拾って出発する。 長い登山道も、11人で話ながら歩けば退屈しない。途中、大森先生と岡村先生は山菜を採りながら歩く。驚いた事にアイコ(ミヤマイラクサ)を素手で採って歩く。「痛くないですか?」「平気だよ」 途中、大休止を一回取り、あとはひたすら歩いて、3時間ほどで車止め着。 仁成館にて露天風呂を堪能し、遅い昼食の蕎麦をたぐる。「今夜は泊まる」という大森、岡村両先生を民宿えーのかみまで送ると、なんと城野さんたちが赤湯のほうから帰って来た。聞けば岳人の取材で魚野川の源頭を詰め、尾根伝いに帰って来たそうだ。さすが。 今回のような大人数での釣行は初めてであったが、なんとも楽しい源流釣行だった。恒例行事? になりそうな予感・・・・。 |
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記:坂本 |
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![]() ああ、昨夜は痛飲したな |
![]() 11人泊まっても広々としたテン場 |
![]() 「ちょっと釣ってきます」と大沢 |
![]() 大沢はどこへ行ったんだ? ちょっと釣り? あいつのちょっとは長いんだから・・・ |
![]() 爽やかな朝 |
![]() カップの中はコーヒー? 迎え酒? |
![]() あーよく呑んだなぁ |
![]() もうお酒も抜けました! |
![]() 昨夜は腰が抜けた(呑みすぎて)・・・・ |
![]() 緑したたる中、食器を洗うのだ |
![]() さらばテン場よ、また来るぞ |
![]() ロープを辿って道に出る |
![]() 「アイコなんて素手で掴めるよ」 それは先生だけです |
![]() 車止め到着 お疲れ様! |
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