'02/10/11〜10/14 |
全日本暇人協会 瀬音の森 |
坂本 隆彦(記) 鈴木 洋 新谷 岩田 渡辺 渡 |
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早々に良型を上げる新谷氏 | 坂本の釣った50cmUP |
「ディープダイバーが良いみたいだゾ」とのアドバイスに従いルアーを替える。といきなり、 ドン! という魚信。えいやっと抜くと36cmのアメマスだ。ちょっと小ぶりだが久しぶりの再開を祝って記念撮影。 その直後、木の枝の覆い被さった淵に流し込んだルアーに、ゴンゴンゴン!という重い魚信! おお〜! 大物だゾ〜!! 思いっきり竿を矯め、枝の下から魚を引きずり出し、ミシミシと撓る竿を庇いながらタイミングを見計らってエイヤッと抜く。 今釣行最大の、50cmJUSTのアメマスだった。良かった、夢よもう一度と無理して北海道に来てホントに良かった。 その後、さらにShinyaさんに、「せめてツ抜けなきゃね」とプレッシャーを掛けられながら釣りあがる。爆釣というには今一つ連荘で釣れないのだが、3匹に1匹は40cmUPという大物釣りの世界だ。内地じゃこんな魚は八久和でも行かないと絶対釣れない。 結局、Shinyaさん24匹、鵜住居14匹の釣果を得て納竿。入渓点に戻る。 橋の所には岩田さんが佇んでいた。フライのストリーマなのでアップストリームはキツク、復路は竿を出さなかったそうだが、下流もかなりの釣果があったそうだ。しかし、あの流れのなかでフライを振る岩田さんには本当に頭が下がる。並みのキャスティングの腕じゃポイントに毛鉤を落とせませんよ絶対。 やがてHiroshiさん【渡】さんも戻ってきた。【渡】さんは入渓直後に1匹掛けてその後も順調に釣り40cmUPも掛け、さらに幻の魚イトウも3匹掛けたそうだ、うーむ、羨ましいゾ。 車に戻り厚岸の宿に向かう。楽しかった今日の釣りを話しながらの車中だが、前夜の睡眠不足が祟って不覚にも居眠りをしてしまった。運転していただいたShinyaさんゴメンナサイ。 厚岸では丁度牡蠣祭りが始まらんとしているところ。当然宿の食事も牡蠣鍋、焼き牡蠣、牡蠣フライ、生牡蠣と牡蠣尽くしだ。旨い食事で英気を養い、Shinyaさんの部屋に集まって2次会と洒落込んだが、皆睡眠不足で朦朧としてきたため早期に解散。明日の釣りに備える。 |
平坦な湿原に生える潅木 | 潅木は川柳が多い |
川から上がって渡辺氏、鈴木氏、新谷氏 | 宿の晩飯は豪華 |
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どこまでも平坦な湿原の川 | 釧路名物 泉家のミート。超大盛り! |
食後、適当に竿を出しながら入渓点に戻る。余り釣り気も無かったので適度にルアーを流しながら歩く。瀬音の無い湿原の中、聞こえるのは草ずれの音と自分の足音だけ。 橋まで戻り、今日釣れた魚の数を思い出してみると、7匹。なんと仲間内で一番少ないではないか。やっぱ集中力が途切れると釣果も落ちるなー。まー昨日デカイのを掛けたからイイか(^^; 上流組みは、随分と奥まで行き、やっと魚群にあたったそうだ。1日違うと魚の様子も随分と違うもんだ。 納竿し、一路釧路へ。宿に荷物を置き、ひとっ風呂浴びて夜の街に繰り出す。何度か入ったことのある居酒屋に陣取り、2日間の思い出話を魚に一献。また一献。 論文書きで釣りに参加できなかった西別川さんも加わり、いつまでも話は弾むのであった。 居酒屋を出て、〆は泉家のスパゲッティ。岩田さんの頼んだミート大盛りは、それこそ暴力的な量の多さで、それを平らげた岩田さんも胃袋も凄い。鵜住居は控えめに泉家オリジナルの塩味スパゲッティでした。 明日はあさから流れ解散のため、今夜のうちに釣友との別れを惜しみ、再開を誓う。 湿原のアメマスは今年も健在だった。この豊穣な湿原と川が、いつまでもこの姿のままでありますように。飛び立った飛行機から見下ろした湿原の風景は、来年来るときまでこのままで居てくれるだろうか。居て欲しいと願いながら、夢のような2日間を想いながら東京に向かったのであった。 |